1.管理規約づくりはマンションに合わせて
区分所有者全員の共有財産であるマンションを円滑に管理・運営するための基本となるのが、管理規約です。この管理規約は、区分所有法をベースに管理組合がつくります。区分所有の基本原則に反するような内容を盛り込むことはできませんが、各マンションの実情に合わせて多くの事柄を決めることができます。新築のマンションでは、管理会社が、標準的な内容を盛り込んだ管理規約をあらかじめ用意しています。(原始規約) 仮に、生活の中で実情にそぐわない部分が出てきた場合は、管理組合総会で、区分所有者数と議決権数の各4分の3以上の賛成が得られれば、管理規約を改正することができます。

使用細則はエンジョイライフのルールブック

 管理規約は管理組合の運営などを主な内容とするマンションの"憲法"です。これを元に"ルールブック"として使用細則がつくられます。トラブルを未然に防止し、安全で快適なマンションライフを確保するためのものです。マンションの立地、構造や設備によって、また、居住者のライフスタイルによっても取り上げられるものがちがいます 。
日常生活でのルールや約束事は、実際に起きた問題や悩みをもとに、居住者のみなさん全員が知恵を出し合い、総会に諮り、納得のいく使用細則として決めていただくのが理想的です。
 使用細則は、してはならないもの(禁止事項)、するには管理組合の承諾を要するもの(承諾事項)、一定の場合には管理組合に通 知を要するもの(通知事項)並びにそれらに違反した場合の措置などを取り入れます。
しかしマナーやルールの問題は、一人ひとりのモラルや常識に負うところが大きいといえます。居住者相互の理解と思いやりを基本に、良いマナー、良いコミュニティーを育てたいものです。
 管理規約と使用細則は、一度は読んでみましょう。そして取り出しやすい場所へ保管をしましょう。
 また、賃借人や同居人もルールを守る義務がありますので、マンションを貸す場合は、管理規約と使用細則のコピーを必ず渡すようにしましょう。
 
例えば
 リフォーム工事や引っ越しのときは、エレベーターや廊下を頻繁に使います。音の問題もさることながら、ほかの居住者に思わぬ 影響が出る場合があります。
 そのため、リフォーム工事を実施するときは、管理者への届け出を義務づけ、工事内容に関して理事会の承認を得るよう決めているマンションもあります。床の仕上げをフローリングに変更するリフォーム工事は、特にトラブルが起きやすいため、防音施工の仕様まで決めているマンションもあります。
 引越やリフォーム工事のときは、階下や両隣の居住者へ知らせて了承を得るなど各マンションの実情に合ったルールをつくっておけば、お互いに不必要な気づかいをすることはありません。

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